PSP「流行り神 ポータブル<br>
警視庁怪異事件ファイル」PSP「流行り神 PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル
のゆうか編の攻略・感想・ネタバレです。
隠しシナリオ

ゆうか編 神隠し

最終話クリア+データベース登録率で開放。
本編と霧崎編で得られるデータベースを全てゲットしたら、
開放されました。

3年前のゆうかが高校2年生の頃の事件を回想する始まりです。
学校近くのバス停で、親友の羽黒薫を待つゆうかと
演劇部の先輩の佐倉智子。
オカルトやイタズラが好きな男勝りの智子が言いだしっぺで、
ホルマリン漬けの女生徒の噂を学校に調べに行くことに。
ゆうかを誘う流れで薫も行くことになったわけですが、
裏事情が分かると、違う目線で見ちゃうなぁ。
智子が冷静すぎるところが気になるし、
ある人とのやり取りも違った見方になってちょっと面白いかも。(笑)

1年前に転校してきたゆうかの隣の席が薫で、
おっとりした性格はゆうかと正反対だけど仲良しです。
キャラ絵を見ると薫は美人系でゆうかはかわいい系です。
智子は3人のつもりだったようですが、
新聞部の下橋ミキが勝手についてきてしまいます。
ミキが嫌いなのか、この時点では不明。
智子は40年前の新聞記事を持ち出し、ゆうかたちの狗山女学校で
女生徒と科学教師が神隠しにあったと。
同じ学校での同時期の出来事なのに、どうして別々の記事に
なってるのかはちょっと不思議かな。
その2人話が、いつの間にか科学教師が女生徒を
ホルマリン漬けにしたという話にすり替わったようです。

バス停で薫を待つ間、神隠しの話をしていたら、
隣にいたお婆さんが、あの事件は神隠しではない、と。
この後の選択肢で、ストーリーが分かれます。

まずは「静かにして」のゲームオーバールートから。
この後、どの選択肢を選んで進めても、ゲームオーバーになります。(笑)
このストーリーは選択肢が多いので既読率がちょっと面倒でした~。
大雑把に結果を言うと、お婆さんの呪文に助けられたり、
お婆さんが出てこなかったりで、最終的に女生徒の霊に追いかけられて
吸収されて死んだり、天狗らしきものに追いかけられて死んだり、
その間に、薫やミキがパターンによって死んだりしたり。
死んだ後は、浮遊霊となって、数年後に憧れの大学の
霧崎の部屋の上から風海たちが話をしているのを見ているという
切ないエンドになっています。
ゆうかが死んでしまっては、本編が成り立たないので、
次は正解ルートへ。(笑)
ちなみに、正解ルートにもゲームオーバーがいくつかあり、
結末は同じだったと思います。

正解は「事件のことをご存じなんですか」の方です。
羽黒のバカ息子(科学教師)が起こした事件だと憤慨する老婆。
老婆は多々良一族で迷惑をかけられたらしい。

薫とミキが現れたところで、老婆が「羽黒の娘」と呼んで、
天狗様が怒っているから身をもって知るがいい、と。
さらに、学校から生徒に人気のある中年っぽい小杉先生が登場。
老婆とバスに乗る小杉先生を見送る4人。
最終バスのはずなのに、生徒が残ってることを咎めないのは
何かおかしいですね~。

この後、ミキから神隠し伝説の話を聞く流れに。
この村には多々良家と羽黒家の2つの名家があり、
40年位前は天狗様を祭る多々良家が力を持っていたけれど、
科学教師と女生徒の失踪事件後、天狗様を祭る多々良家の娘が
神隠しに遭うのはおかしいということで信頼が一気になくなったと。

夜になるまで、演劇部のロッカールームで待機することになります
管理人はいないという話なのに、何故か部屋の前を行き来する足音が。
静かになり、いよいよ目的の第2科学準備室へ。
板で打ち付けられた扉をこじ開けると、中から黒猫が。
黒猫=不吉のイメージなんでしょうね。

黒猫を追いかけるとゲームオーバーになります。
音楽室を覗くと、心配して戻ってきた小杉が登場。
小杉と薫たちを探しに戻りますが、途中で小杉がトイレに寄り、
姿を消した小杉を探しに入ると、天狗の顔が現れ、殴られて?
トイレに閉じ込められ、自力で脱出。
宿直室に戻り、押入れから屋根裏に上がれるのを発見し、
登ってみると、何かに迫ってこられて、死亡か
病院で目覚めるゲームオーバーへ。
所々で見られるスチル内の女の子の顔が微妙に怖い~。(笑)

音楽室を覗かないと、生き残れるけど真相を知らないまま病院へ。
刑事と老婆がいて、自分以外は行方不明で、老婆からは
どうして天狗の祠に行ったのにゆうかだけ神隠しに遭わなかったのか、
息子を返せ、と責められます。
お婆さんの息子も神隠しにあってたんですね。

黒猫を無視して部屋の中へ入ると、ホルマリン漬けの標本だらけ。
智子が死体洗いのバイトの話をしてますが、昔は信じてたなぁ。
よく考えれば、死体をプールに浮かべて棒でつつくなんてことは
死んだ人に失礼だからやらないって分かるんですけどね。
葬儀の時に身体を綺麗にするというならわかるけど。

ここで、建て替え前の昔の学校の地図を発見。
そこには、落ちたら二度と遺体が上がらないという天狗の祠も。
女生徒の話は40年前なので、ホルマリン漬けは建て直す前の
科学室=今の音楽室にあると推測し、音楽室へ。
途中で懐中電灯を落とし暗闇状態になったところで、
そのまま先に進んでしまうとゲームオーバー。正解は探すです。

音楽室で棚を動かすと古い扉を発見。元科学準備室で、
死んだ化学教師と女生徒の写真と科学教師の日記を見つけ、
女生徒は多々良イサミで、生徒を愛してしまった苦悩が書かれています。
推測すると、40年前の神隠しは駆け落ちではないか、と。
ここで、空気が悪かったせいか、別の事情があったのか、
(後で分かるけど、後者の可能性が高いかと)
薫が倒れてしまったので、宿直室へ向かいます。

宿直室に入ってみると、なぜか部屋が暖かい…。
しかも、外は大雪なのに、長靴が置いてあります。
さっきまで誰かいたのでは?とゆうかが思ったところで、
智子がゆうかに情報収集のために科学室を見てくるように指示。
明らかに、この言動はおかしいと気付きながらも、
先輩命令に逆らえず、一人で向かうことに。
いやいや、薫も倒れてるし、そこは行かないでしょう。(笑)
ミキが心配してくれてるのが救われるところかな。

元科学準備室で日記の続きを読むと、天狗様のことが書かれています。
酷い行いをした者を天狗が死で償わせるのが神隠しで、
数百年は神隠しがないこと、それが天狗を祀る多々良家のお陰だと
みんなが言うけど、権力を持った多々良家の行いが目に余ること、
そんな多々良家の娘とどう付き合うべきか苦悩していること、など。
そこで、科学教師の苗字が羽黒だと判明。
最初のミキの話で、多々良家と羽黒家の確執がありましたが、
そういうロミオとジュリエット的な悩みもあったわけです。

戻る途中、音楽室からピアノの音がして入ってみると、
智子に驚かされ、トイレに寄って行く流れに。
智子が出てこないので扉を開けると緑の天狗の顔が現れ、
意識が薄れるゆうか。トイレに閉じ込められ、自力で脱出。
智子がいないので、宿直室に戻ると、薫が頭から血を流して
死んでいるのを見つけてしまいます。
一瞬、動揺するゆうかですが、危険だと判断して廊下へ。
そこでミキと遭遇し、智子に言われて職員室に電話を探しに
行ってきたけど通じなかったこと、智子は責任を感じて
村に下りていったことを聞かされます。

薫を殺した犯人を捜すと決めたゆうか。
ミキや智子、別の人物の可能性、なくなった長靴、天狗。
宿直室に戻ると、数分の間に薫の死体が消えています。
血痕は残っているので、目の錯覚ではないことは確かです。
突然、ミキがトイレに行こうと言い出し、
強引に廊下に連れ出され、天井裏から覗く影を見たと。

ここで、ミキに日記を見せ、話しの続きを聞くことに。
天狗信仰のある村で、天狗を祀っていたのが多々良家であること、
40年前の神隠し事件で、多々良家が神隠しに遭うのはおかしいと
吹聴したのが今栄えている羽黒家であること、その子孫が薫で、
小杉は多々良家から養子に出されたらしいこと、など。
同じ村内に養子に出してもバレバレな気もしますが、
産まれた直後だったら、気付かれずにいけると思ったのかも?

突然、女生徒の霊が現れて追いかけてきたので逃げる2人。
行き止まりまで追い込まれたところで、古い地図を思い出します。
ちなみに、敵に体当たりしたり、昇降口へ逃げたり、
後ろを振り返ったり、身を任せたりすると、ミキ・智子・ゆうかが
女生徒に吸収されてゲームオーバーに。
吸収される途中で、ミキたちが逃げろと言ってくれてるのが
切なすぎるなぁ。(泣)
女生徒から逃げ切ると、天狗が待ち構えているので、
結局、ゲームオーバーです。(笑)

女生徒の霊のところで古い地図を使って逃げ延びると、
話の続きがあるとミキが。まだあるのか~。
羽黒家の身内が科学教師だと気付いたと。
そこで、科学教師と女生徒の失踪は本当に駆け落ちで、
羽黒家はそれを利用して多々良家を失墜させたこと、
駆け落ちをした2人は心を痛めつつも何もできなかっただろうと推測。

建物内に戻ると、廊下の奥に向かって血痕が。
この後、ミキはゆうかから事情を聞くことになります。
推測で、全ては智子が持ち出した話から始まっていることもあり、
智子がまだ建物内にいるということに。ただ、智子1人では
薫の死体を運ぶことはできないから、小杉が共犯者で、
天狗の祠に向かったのではないか、と。

薫の死体を滝に投げ込まれる前にと、ゆうかは一人で
天狗の祠に向かいます。一人で行く理由が本人にも
わからないらしいけど、ほんとにわからないなぁ。(笑)

近くまで来たところで、智子の悲鳴が。その直後、天狗が登場。
後ろに下がると崖になっていて、落下してしまいますが、
運よく、途中の岩場と雪に助けられます。

目が覚めると村の病院に。ミキが助けを呼びに行ってくれてた!
病室には看護士と県警の刑事だと名乗る佐藤という男が。
軽薄そうという印象と口元のイラストから、2話に出てきた
道明寺秋彦だと思われます。道明寺も偽名なのかな。
天狗の祠から多々良イサミの遺品(ラブレター)が見つかったこと、
滝の裏に洞穴があること、科学教師の名前が羽黒亮二であること、
2人は滝に身を投げたけど、亮二は生き残ってしまい、
ひそかに村に戻って子供=薫をもうけていたこと、
小杉がイサミの弟だということ、小杉は亮二に復讐心を
抱いていたこと、智子が錯乱状態であること、
薫の遺体が見つかっていないこと、小杉と智子が
恋仲で共犯だったこと、などを佐藤の推測も交えて知ることに。
ちなみに、ゆうかがトイレで見た緑の天狗は智子の仕業でした。

その後、智子は事件のことを何も覚えてなかったし、
ゆうかも両親の都合でまた転校してしまったと、
風海に話しています。あ、現代に戻ってますね。

推理ロジックは、因縁、本当の愛、姉弟、実行犯、恋仲、
殺害、親子、親友、新聞部。

風海の推理では、小杉の完全犯罪計画は少し違うと。
小杉だったら、神隠しにしたいだろうから、
撲殺で血が出る殺し方はしないということです。
もしかしたら、天井裏の天狗が犯人ではないかと。
小杉は薫の死体を見つけ、智子の仕業だと考えて、
天狗の祠に向かったであろうこと、
ゆうかたちが追いかけられたのは小杉ではなく別の人物で、
その人物は祠で小杉と智子と遭遇し、智子は錯乱状態に。
その原因が、愛する人が目の前で忽然と姿を消したのだとしたら、
犯人は天狗かもと。
推理としては面白いけど、天狗が薫を殺す理由は何だろう。
多々良にも羽黒にも怒ってるということかなぁ。

最後に、ゆうかは薫の遺体はどこにいったのかと考え、
もしかしたら、神隠しに遭って、生きているのかも、
というところで終了~。
う~ん、その展開はどうだろう。頭から血を流してたけど、
まだ死んではいなかった、と思いたいだけのような気がするかな。
それから、女生徒は心中だったわけだけど、恋人が生き残って
別の女と結婚して子供までもうけたことを無念に思って
悪霊みたいになったのかなぁ。
それとも、恋人と出会えず、さまよっているのか。
でも、人間を取り込んでいるあたり、もう本人の意思はないのかな。

ゲームオーバーが多くてどこだったか分からないけど、
小杉がゆうかを殺そうとしていたところで、
最初から乗り気ではなかった智子が小杉を裏切って
ゆうかを助けてくれるというのもありました。
正解ルートだと、智子の心境が描かれていないので
こういうのを見ると、かわいそうな子だと思えますね。

Sクラス、既読率85%でした。ゲームオーバーへの選択肢が多くて、
被っている文章が結構あったということかな。

PSP「流行り神」神隠し