PSP「流行り神 PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル
の序章・第零話の攻略・感想・ネタバレです。
序章

密室に閉じ込められた誰かの目線でスタート。
「F.O.A.F=Friend of a Friend(友達の友達)」を
知っているかという謎の声に話しかけられるところから始まります。
要するに、友達の友達から聞いた話が噂となって広まり、
本当か嘘かわからない=都市伝説ということです。
そこで、風海という刑事が体験した短編を
いくつか聞かされる展開になります。
風海はある日突然失踪してしまい、それは公表されてないと。
何となく、この捕まっているらしい男?自身が
風海なんじゃないか、と思わせる感じだなぁ。

第零話 チェーンメール

警視庁地下5階のオカルト系の部署で働く風海。
普通に働く警察官は地下4階までしか知らないという
秘密事項的な部署らしいです。
この部署自体が都市伝説っぽいらしい。
建物が完成した1980年に、特別任務の密命を受けた刑事が
地下5階で奇怪な死に方での変死体となって発見され、
地下5階の入り口が埋められて、事実を隠蔽。
数年後、地下5階から話し声や電話のベルが聞こえるという
噂が出るようになったと。

同僚は、4歳年上(27歳)で20年のベテラン刑事なのに、
元キャリア組の警部補・風海(23歳)を律儀に先輩と呼ぶ
小暮巡査部長。ガタイはいいけど、オバケがダメな男。
上司は、やる気のなさそうな大阪弁の犬童蘭子警部。
この人は、重要部分で突然現れるという不思議な人で
事件の裏事情を詳しく?知っているような雰囲気があります。

今回の事件は、都内で起こっている若い女性連続殺人事件。
テレビの報道ではされていない事実として、
女性たちの身体の一部がえぐり取られていると犬童。

その事件の犯人を見たというチェーンメールが
風海の携帯に送られてきます。普段は電波が届かないのに
おかしいと思っているあたり、オカルトの臭いが。(笑)
内容は、犯人を目撃したから協力者を探している、
協力できない人は3日以内にこのメールを10人に送るように、
送らないと次の犠牲者はあなたかもしれない、と。
っていうか、被害者は女性限定なので、
本当なら男性には意味がない文章なんですけどね。

メールを返信せずに無視すると…。
2日後の夜に「犠牲者はあなた」という怖い思いをする羽目に。
文章ではすっ飛ばしてるので、あまり怖くないのですが、
結局、メールを受け取った日に戻るので、
予知夢を見せられたのかという謎のオチです。
だから、犠牲者は女なので、男の風海が被害に遭うことは
ないんですけどね~。(笑)

協力するつもりでメールを返信すると、相手の女から
電話がかかってきて、自分が警察官の風海だと名乗ると
ちょっと驚かれますが、信じてくれた様子。

ここで、年齢を聞く→怒り出す、という軟派な選択をすると
メリーさんという電話をしながらどんどん近付いてくるという
オカルト展開に。ラストが、もう後ろに来てる、ってやつです。
これでも夢オチ?で、本ストーリーに戻るのでバッドではないです。

時間がないからと、犯人の名前だけ伝えられます。
「犯人は、はっとりえりさ」
目撃しただけなのに、犯人を名前を知っていることに
疑問を感じながらも、パソコンで調べてみたら、
はっとりえりさ(服部江利沙)は人気歌手・川原ミユキの本名で、
後から来た小暮がファンクラブに入っていることが判明。
後で分かりますが、ファンクラブナンバーが0023なので、
結構、詳しいということになるのかな。

殺人鬼が人気歌手だという信じがたい情報から、
告発の真偽を検証してみることに。
ここが、科学とオカルトの2ルートの分かれ道の第1段階。

結論が5つあり、「嘘っぽい」「そうだ」の場合は
電話の女が現れる金縛りを体験する流れに。
その後、夢オチ?展開が間に入ります。
その後の選択肢で科学ルートとオカルトルートの分かれ道が発生。
「誰ですか」は科学、「犯人はあなただ」はオカルトへ。

「証拠がない」「リスクを冒して」「否定もできない」の場合は
同じ選択肢で科学とバッドエンドの分かれ道が発生します。
「誰ですか」「あって話を聞く」は科学、
「犯人はあなただ」→「イタズラ電話を厳重注意」は
バッドエンド「おまえだ!」が発生!初のバッドです。

バッドエンドは、揺さぶりのつもりで、犯人はお前だと
言ってみるのですが、相手が動揺して、自分は彼女とは違うと。
川原ミユキのことかと指摘すると彼女は犯人じゃないと。
で、イタズラ電話だと解釈して腹を立てた帰り道で
倒れている女性を発見して駆け寄ると、
お前のせいでこんな目に遭ったのよ!、で終了。
その後、その被害者(電話の主?)や風海がどうなったかは不明。
風海が殺されたとか、おかしくなったとかいうところまで
オチが欲しかったなぁ。(笑)

まずは、「同一人物」「信じてみよう」「証拠がないから」で
科学(川原ミユキ)ルートへ。電話の主の話を信じたいから
話を聞きたいという展開に持ち込み、ファミレスで会う流れに。
現れたのは、なんと川原ミユキ!

ミユキの話によると、半年前から、楽屋が荒らされたり、
バッグの中にナイフが入っていたり、誰かが近くにいるような
感覚がしたりし始め、それを誰も信じてくれなくて、
一週間前、世田谷のOL殺人事件を目撃したと。
買い物帰りに下北沢を歩いていたら、無意識の世界に落ちた感じで
気がついたら暗い路地裏に立っていて、動かない死体に
何度もナイフを突き立てる女を見たと。
頭の皮を剥いだ後、目が合って、ミユキが動けないのに
殺されなかったのは不思議な出来事ですね。
怖かったのに、あなたは誰と聞くと、はっとりえりさ、と答えたと。
自分の名前が出て驚いたところで、記憶がなくなって、
次に目が覚めた時はベッドの中だったということです。
二重人格を疑ってカウンセリングに行きますが単なる疲れと診断。
それで、チェーンメールという荒業に出たらしい。

ミユキがいない間に、川原ミユキの真意を検証。
ここで2つのシナリオに分岐します。
ミユキを信用する場合は「保護」の輪廻転生、
信用しない場合は「残念ながらそうだ」のドッペルゲンガーへ。

ミユキに保護を提案しますが、何故か拒否されます。
気分が悪くなってトイレから戻ってきたら
様子が変わっていたらしいけど、文章からは分からないなぁ。
一緒に撮影現場に行くことに同意させたのはいいけれど、
裏路地あたりで撒かれてしまいます。
ここで、帰宅してしまうと、バッドエンド「おまえだ!」に。

探し始めたら、見知らぬ女が、あの女ならこの先の廃墟ビルにいると
教えてくれます。すぐに立ち去ってしまうあたりが怪しいけど、
消えてしまったらしいので廃墟へ。
廃墟の窓から、ミユキが「タスケテ」と訴えているように
見えたため、急いで上に向かうと、黒魔術の祭壇が。
ここでは肖像画と鉄の塊は謎のままですが、
オカルトルートで分かります。
(実は知っていたのですぐにネタが分かっちゃいました。笑)

嫌な気配を感じる小暮と一緒に振り返ると、
理性を忘れた獣のような姿をしたものが風海に襲い掛かってきます。
とりあえず、2人で引き離しますが、捕獲は難しいだろうと思っていたら
小暮の携帯から着メロが流れます。それに苦悶し始める獣。
音楽はミユキの最新曲「Phantom(幽霊)」。
獣が倒れこんだ後に、それが川原ミユキの姿に変わっていて、
殺人鬼がミユキだという結論に。

推理ロジックは、殺人鬼、二重人格、ファン。

意識が回復したミユキは、自分が殺人鬼だと何となく分かっていて
それを止めようとしていたことを告白。
そこに蘭子が登場。偶然通りかかったらしいけど嘘ですね。
蘭子の推測では、二重人格や幽体離脱ではなく、
ミユキが黒魔術の儀式の中の絵を見つけたところで、
2人だけはそれが誰か気付きます。でも、風海たちには内緒。

ミユキは絵を見て自分の正体に気付いてしまい、
自分が殺してしまった人を思い出した、
もうこれしかないと謝りながら、屋上から飛び降り自殺。

2週間後、ミユキは意識不明で病院にいます。
世間的にはまだ公式発表はされておらず、
悲劇のヒロイン扱いで報道されている模様。
風海が蘭子に真相を聞くと、生まれ変わり(輪廻転生)の
話をさらっとしてくれただけ。
落ち込む小暮に、ミユキを信じればいい、
殺人はミユキの意志ではなかったと思う、
もう一人の自分と戦っていたんだろう、と。
着メロはミユキの携帯からかかってきたものだったらしい。
エンドとしてはもやもやしたまま終了。

次は、「同一人物」「信じられない」「証拠がない」
「犯人はあなた」でオカルト(林奈緒)ルートへ。
ファミレスに現れたのは川原ミユキのメイク担当の林奈緒で、
ミユキルートでチラッと居場所を教えてくれた女!
しかも、店員にお客様は2名様ですね、と。
明らかに、幽霊…?(笑)
小暮の巨体に隠れていたと風海は解釈したようですが。

奈緒はしきりに目を擦るしぐさをしてて、
キャラ絵も陰な雰囲気で、少し不気味な感じです。

奈緒の話によると、メイクの仕事をしていたこと、
(よく読むと過去形なんです…。笑)
ミユキが本名で活動していた時からの付き合いで
仲が良かったこと、心霊番組に出た後からミユキが変わったこと、
特番で使った廃墟ビルでミユキが全裸になって人を殺し、
その血を身体に塗り込んだりしていたのを目撃したこと。
ミユキがバッグの中にナイフを入れているのを奈緒が目撃してました!

奈緒の証言を検証した後、3人で現場の廃墟ビルに行くことに。
ここで、鉄の塊に触れようとした小暮を制止して、
それが拷問道具「鉄の処女」だと教えられます。
中に無数の針が仕込まれ、人型の中に人間を押し込めるという代物。
それを利用していたのが、肖像画のエリザベート・バートリで、
若い女から血を絞り取って若返りのために身体に塗りこんでいた悪女。
血液にはコラーゲンの原料が含まれてるのか~。
だからお肌すべすべって?怖い~。(苦笑)

その直後、黒魔術の祭壇前で、ミユキが裸で血まみれになりながら、
切り刻んだ肉塊を嬉しそうに眺めたり、嘗めたりしているのを目撃。
気付かれたところで、小暮は失神。役立たずだ…。(笑)
首を絞められた風海が死を予感したところで気絶?
目が覚めたら蘭子がいて、全員が倒れていたこと、
ビル内のあちこちから死体の身体の一部が出てきたこと、
林奈緒はいなかったことを聞きます。
蘭子が肖像画の女は、中世ヨーロッパ時代に
300人以上の若い娘を殺した女吸血鬼だと教えてくれます。
これで、ミユキルートの謎が解明されましたね。
史実では、本人の記録では650人、裁判では80人、
ハンガリー王の手紙では300人とされているらしいです。

推理ロジックは、メイク、二重人格、エリザベート・バートリ、
ファン。

その後、ミユキが連続殺人犯であると判明し、
マスコミは儀式殺人だの快楽殺人だと人気歌手の素顔を晒したと。
1週間後、蘭子に林奈緒のことを聞くと、鉄の処女に挟まれた
あの画像と共に、被害者の1人だったことが判明…。
両目をえぐられていたため、幽霊の奈緒はしきりに
目を気にしていたんですね~。
4ヶ月前に殺されていて、初期の被害者だったとのこと。
しかし、風海たちが彼女に会ったのは1週間前…。
おまけとして、1976年の埼玉県秩父の殺人事件の話に。
殺された女が幽霊として現れるようになったというやつで、
今回も「死者の告発」だったのだろうというオチでした。

2つともSランクは取れましたが、既読率94%で100%にならず。
調べてみたところ、複数の選択肢のシーンがネックらしい。
違う選択肢を選んだ後、同じ文章が出ても別テキスト扱いに
なっているらしく、しばらくは読み進める必要がある模様。
文章が同じなのに別物扱いはちょっとないなぁ。
どこまで読んでいいか分からないし、
特典があるわけでもないし、ダブっている文章なら
読む必要はないので、次に行きます。(笑)

PSP「流行り神PORTABLE 警視庁怪異事件ファイル」第零話