PSP「明治東亰恋伽」川上音二郎ルートの
攻略・感想・ネタバレです。
川上音二郎ルート

役者をするために芸者をしています。
主人公の呼び方は「あんた」「おまえ」「芽衣」。
あんた呼びは女姿、おまえは男姿の時の呼び方です。

藤田五郎に絡まれて助けてくれたのは音二郎。
公衆の面前で小娘に啖呵を切っているのに腹が立ったらしい。
音二郎自身も自由童子とか呼ばれる投獄常習犯と。
集会条例違反、出版条例違反、官吏侮辱など、
音二郎って割と行動派な人物なんですね~。

この後は、止めようとしていた泉鏡花が何かしたのか
会場が停電したため、一人で脱出。
街を歩き続け、神楽坂でへたり込んだ時、謎の美女が声をかけてきます。
声で分かっちゃいますが、女装した音二郎!
何か、短髪の男姿より、女姿の方がインパクトあるなぁ。
芽衣は音二郎だと気付かず、話しているうちに泣き出してしまい、
面倒見のいい音二郎は置屋に連れてくる流れに。

ここから、音二郎の部屋での同棲がスタート!
色々説明をされ、一晩眠った後、音奴姐さん(音二郎)に
身の上を説明して、置いてもらう代わりに、
お酌さんとして働くことに。
ちなみに、芸者、芸者見習いの半玉、雑用係のお酌さんという順。
当然、音奴は売れっ子の芸者で、音奴のような踊りを披露する芸者は立ち方、
三味線や唄を披露する芸者は地方。

着物を借りて着替え、街を歩いていると、鏡花と遭遇。
音二郎を見るなり、「げっ」と言うあたり、かなり苦手な感じ。(笑)
音二郎は女言葉で話していて、芽衣にバレないようにしてるので
鏡花の口も塞いでます。

この後、音二郎か鏡花のどちらかに街を案内してもらう選択肢が出ます。
音二郎を選択すると、鏡花が潔癖症だと分かる流れに入り、
女の肌を知らないから、物の怪の方がいいと言うんだろうと
音二郎が鏡花の顎に手をかけてからかってます。
完全に遊んでる~。しかも、鏡花も真に受けて逃げ出しちゃうほどの
初心なキャラだし。

街案内はまた今度ということで、帰り道、男とぶつかった音二郎。
あ、男に戻った!怒鳴り声が男です。しかも博多弁。(笑)
こんな声を聞いても男だと気付かない芽衣は
ちょっと初心すぎかな。普通は気付くけどなぁ。

翌朝、目が覚めると布団の隣に短髪の音奴姐さんが。
ウィッグやヒゲ、二日酔いの男声で、ようやく男だと気付き、
ちょっと動揺しますが、置屋には他の女性たちもいるし
音二郎自身が手を出すつもりもないということで、一安心。
音二郎が芸者をやっていることは、置屋の一部の人しか知らないとのこと。
一瞬、ニューハーフ系かと疑ってますね。この時点では職業は芸者としか
知らないから、そう思っても仕方がないかな。
芽衣が疑いの目で見て白状しないので、必殺ジョリジョリ地獄を受けたー。
ようするに、音二郎が生え掛けのヒゲで頬ずりしてきたわけです。
その後、着物の着付けを教わる時、裸を見られたことに気付き、
改めて動揺するけど、音二郎は全く気にしてませんね。
ひょっとして、女に困ってないタイプなのかな?

夜から、料亭でお酌さんをすることになり、酔った客にお尻を触られ、
どうしていいのかわからなくなって固まっていたら、
鏡花が酒がないと助け舟を出してくれました!
グズって言われ、本当に助け舟かは分かりにくいところだけど
音二郎が後で言うには、助け舟だったわけです。
音二郎が加わり、鏡花の戯曲を音二郎が勝手に上演していることが判明。
しかも、次の戯曲も狙っているらしい。

二人の出会いを聞く選択肢で、音二郎の話だと、
1年前、芸者姿のの音二郎が赤城神社で、土下座して礼拝をしている
鏡花を蹴飛ばし、おわびに人気の木村屋のあんぱんをあげると
アルコールランプであんぱんをあぶり始める鏡花。
これ、史実の鏡花のエピソードですね。どれだけ潔癖症なんだー。(笑)

鏡花に話を聞くと、その後、師匠の尾崎紅葉に連れられて
料亭の宴に来たら、芸者姿の音二郎と再会。
熱燗を頼むと、ぬるいと文句を言う鏡花。
素手で触れないくらい熱くしないと消毒にならないと。
飲み比べているうちに音二郎が酔い出して、男だと暴露。
ここでもジョリジョリ地獄が…。
知り合いの変な癖に付き合わされる展開、鴎外・春草と同じだなぁ。

翌日、昨日もらった花代(バイト代)で日比谷公園へやってきた芽衣。
ろくろ首の女と出会ったり、チャーリーから1ヵ月の話を聞くのは
鴎外ルートと同じ。

帰り道、鏡花と出会い、肩の白いウサギが視えるという話になり、
芽衣も鏡花も魂依で、音二郎には視えていないことが判明。
迎えに着た音二郎も芽衣が魂依だと知ります。
魂依だとどうなるかという疑問は私も知りたかった!
貴重で大切な存在ということまでは説明してくれるけど
どう扱われているかとか、それ関係の仕事があるかとかは
説明がないですね。

翌朝、勢いよく音二郎に起こされる芽衣。
下っ端は誰よりも早く起きて、掃除をしたりしなくてはならないらしい。
音二郎から作法を習ったり、先輩姐さんから現場で注意をされたりしながら
ちょっとずつ覚えていくようになります。
料亭で鏡花と出会い、音二郎に囲われてるのかという話になり、
何だかんだ話しているうちに、音二郎が加わり、
鏡花の書きかけの戯曲を音二郎が呼んだという流れに。
座敷だと、女言葉と男言葉が混ざってて面白いなぁ♪
このあたりから、鏡花が芽衣にちょっと気がある雰囲気が
本当に微妙にだけど出てきてる感じですね。

翌日、男姿の音二郎と浅草へ買出しと言いつつ、デートだ~!
川上一座という芝居をやっていることが分かります。
舞台前は事前に警察からの厳しい検閲が入るけど
音二郎は台詞を覚えず、気分でセリフを言ったりするから
警察に目をつけられているらしい。
鏡花がいつか芸者の芽衣を指名するのかと何気なく音二郎が口にして
髪に触れたりしてきた!まだ気があるかどうか分からないなぁ。
本当のお姉さんみたいと言うと、お兄さんだろとちょっと怒られました。
芸者は資金稼ぎで、趣味ではないとキッパリ否定。
自分を子供扱いしていると言うと、大人扱いしてやると、
顎に手をかけ、近寄ってきた~♪完全にからかわれてます。(笑)
その後、見世物小屋「ろくろ首」に入って、
手を繋いだりして、少し甘いムードに。
芽衣の気持ちはすでに傾いてるなぁ。

翌日、音二郎の使いで呉服屋へ。途中で脱稿したばかりでフラフラの
鏡花と遭遇し、開口一番怒鳴られました~。
そこに音二郎がやってきて、鏡花に痛いところをつかれてますね。
芽衣を置屋の子として管理したいのか、個人的に管理したいのかと。
ちょっと考えたようだけど、音二郎の反撃で、
鏡花の下宿先に土佐犬がいるかもとビビらせて退散させちゃいました。
すでに、鏡花の戯曲を勝手に持ってきちゃってた…。

帰りは稲荷神社でお参り。
音二郎の願い事は、芽衣の記憶が戻り、舞台を観に来られるように。
芽衣は、舞台が成功するように。
お互いのことを願ってる時点で、気持ちがあるということですね~。

臨時収入の入った音二郎と銀座でデート。
今度はちゃんとデエトと音二郎が口にしてます♪
高いものはねだれないということで、木村屋のあんぱんを
買ってもらうという、今回の主人公らしい展開になったなぁ。(笑)
雨が降り出し、肩を寄せ合って置屋へ戻り、拭いてもらう流れに。
まあ、甘い展開になりますよね。
芽衣はドキドキしてるのですが、音二郎から見ると
出会った時の迷い猫のような不安そうな目をしているらしい。

ある座敷で鏡花から指名が!遅い!ってまた怒られた~。(笑)
芽衣を指名して、音二郎が慌てる顔を見たかったらしいけど
この作品、ペアのキャラも結局気がある素振りを見せてるから
半分はそれで、半分は自分の気持ちが出てるんじゃないかなぁ。

以前、自分の戯曲がまだ不安定だから、音二郎が取り込まれるかも
しれない的なことを鏡花が口にしてたけど、今回もその話に。
完成前から音二郎が「夜叉ヶ池」に執着してたのは
戯曲に宿った魂にすでに取り込まれてたのかも、と。
役に入り込みすぎて自分を取り戻せなくなる状態もそういうことらしい。
現実というかドラマとかでもそういう話があるなぁ。

鏡花に酒が飲みたいのかと聞かれ、甘酒を飲む流れに。
そこに音二郎が加わってきて、2人のナイショ話が始まります。
何で、芽衣を指名したか、という話。音二郎も気になってた。(笑)
気付くと、芽衣が手酌で飲み続けてて気持ち悪くなってます。

鏡花のお座敷で休ませてもらった後、別の座敷へ。
そこで酔っ払った客に絡まれて、着物の中へ手を入れられ、
どうしようか焦っていた時、音二郎が女を買いたければ吉原へ行けと
本気で怒りモードに!カッコいい~!あくまでも女口調でだけど。

その夜、眠れないからと、音二郎の戯曲の相手役をすることに。
音二郎は竜神・白雪、芽衣は人間・百合。
恋しい人に会いたい白雪が池を離れてしまうと、村が洪水になるとかで
全滅してしまうから、我慢させるというお話らしい。
百合の子守唄で、暴走しそうになった白雪が我を取り戻すと。

この後、ちょっといい雰囲気に。音二郎が少し酔ってるようで
短時間しか一緒にいなかったのに、ずっと前から一緒にいるような
気がする的な流れから、顔を近付けてきた~♪
芽衣が意識しすぎて、まだまだ距離は縮まらないけど。

翌朝、音二郎が明治座に出かけてしまい、夜遅くに帰還。
心配していた芽衣は音二郎がいつか役者の世界に戻ることを実感して、
寂しいと感じている感じ。

化粧を教えてくれることになり、音二郎が芽衣に化粧を。
いつか売れっ子芸者になったら…、という話の流れになり、
音二郎がまだ手放したくないと漏らしましたねー。
お礼に、また戯曲の相手をすることに。
すると、音二郎を見つめる青い黒髪美人がっ!ようやく物の怪が出た!
芽衣は気付いていませんが、明らかに戯曲から出てきた白雪ですね。

翌日の座敷は音二郎は休み。ちょっと寂しいと思っていたら、
座敷に藤田五郎が登場。先輩姐さんたちは偉そうな警察官たちに
嫌そうな感じです。
芽衣が藤田に気付いて警戒しながら見ていたら、周りの警官たちに
気付かれてしまい、藤田にもどこかで見た顔だな、と。
誤魔化していたら、芝居から川上音二郎の名前が上がり、
悪口を言い始めたので、芽衣が藤田にお酒で勝負を挑みます。
芽衣は甘酒、藤田は酒。何で藤田が受けたのははちょっと不思議だけど、
あっさり芽衣の負け。

夜、自室で横になっていたら、音二郎が帰還。
男姿だったので、窓から入ってきました。
芽衣から藤田の名前や音二郎の悪口は伏せられての事情を聞き、
弱みに付け込んでこなかったから悪い客じゃなかったな、と。
そう言われて、藤田への見方が変わった芽衣だったのでした。
芽衣にはまだ色気がないと言われ、頑張ると言うと、
慌てた音二郎が色仕掛けは100年早いと。
自分のいない時に客に色仕掛けをして、何か起こってはまずいと
焦ったようですね。ちょっとかわいいなぁ。

小間物屋への使いの途中、小泉八雲にヤマタノオロチのことで
話しかけられたけど、変な勧誘だと思ってそそくさと退散!
置屋に戻った後の記憶がないと思ったら、風邪をひいてしまいました。
音二郎が看病してくれて、家のことを話してくれます。
博多で生まれ、産みの母親は子供の頃に死に、継母は元気だけど
そりが合わなくて、14歳の頃に家出して密航で大阪に渡り、その後上京したと。
芝居の話に変わり、上手く白雪になりきれないと。

寝付いた頃、鏡花が見舞いに来てくれます。
といっても、音二郎の手前、慌てふためく音二郎を見にきた、そうだけど。
音二郎が言うには、自分が何者かも分からず、胡散臭い場所で
生活しているから、心がまいってるのではないか、と。
音二郎としては、居場所を作ってあげたかったらしい。
鏡花が帰った後、芽衣が起きないので、口移しで薬を飲ませます!
あまりキスに抵抗がないところを見ると、女に困ってないのかなぁ。
手放せないと言ってくれたのは嬉しいけど、それはちょっと複雑だぞー。

風邪が治り、また鏡花に座敷の指名をされます。
鏡花から音二郎が慌てふためていてたという嘘を聞かされていると、
怒った笑顔の音二郎が登場。ついでに、他の姐さんから
鏡花と芽衣がお似合いだと冷やかされちゃいました。

夜、鏡花に気があるのかと聞かれ、否定したところで、
音二郎が迫ってきた!…けど冗談にされちゃいました。
おしいっ!(笑)
芽衣が音二郎を男として意識していることに満足した模様。

5日後、夜の公園でチャーリーと会話するところは
鴎外ルートと同じ。

水の中の音二郎と何かが出てくる夢を見た芽衣。
音二郎が芝居の稽古を見せてくれるということになり、浜町へ。
音二郎の稽古が始まり、2人で稽古したシーンに入った時、
本物の白雪が音二郎に同調してきました!
鏡花の「取り込まれる」という言葉を思い出した芽衣は、
音二郎を引きとめるために、子守唄を歌い出した模様。
白雪が静まり、芽衣が音二郎に抱きついたため、音二郎が困惑。
音二郎自身は何かと入れ替わった感じはあったけど
悪い気分じゃなかったと。
芽衣がいなかったら、ヤバかった!
今回は物の怪の絡みがちょっと面白いから、
もう少し長くても良かったなぁ。

さらに5日後、舞台が開演され、大入り満員状態。
音二郎の白雪姿のスチル、綺麗だなぁ♪
鏡花は普段は文句を言いつつも、芝居は食い入るように観ていたらしい。

夜、お互いに眠れないと。芽衣は自分が明日、現代に戻るから、
音二郎は何となく芽衣がいなくなってしまいそうだと感じていて。
この攻略キャラが何となく思っている感じはここまで全員同じですね。
芽衣が逃げ出すんじゃないかと疑う理由として
音二郎が布団の中で猫みたいに暖かいと抱きしめたー!
その後は抵抗しない芽衣に試されているかのようになりつつも
何だかんだでキス。
ここで、口移しで薬を飲ませたことも告白し、
その時のお礼をくれとまで言われ、何度もキス。
あ、ディープもだ…。濃厚ですね~。(笑)
その後、置屋を出て、一緒に暮らそうと言われました。
好きだとか、かわいいとか言われたら、暮らしちゃう♪
と言わないのは、現代エンドがあるから。(笑)

夜の祭りでのチャーリーとの会話のところは鴎外ルートと同じ。

明治残留エンドは、気付くと祭りの中で芽衣が誰かとぶつかり、
音二郎が博多訛りで相手を怒鳴っています。
月を見て、現代に戻るチャンスを無くしたことに気付いています。
鏡花がやってきて、川上でいいのか、と。2人が結ばれている流れですね。

置屋に戻ってきて、帰る場所がないなら拾ったやつの
ものになるしかない、ということでキス。
芽衣が音二郎のものになるとどこかに連れて行かれると仄めかしてます。
一緒に行くと答えたところでエンディング。

この後、音二郎と芽衣は公演をするためにアメリカへ行くことに。
見送りには鏡花がきてくれていて、口は悪いけど
鏡花なりに応援してくれてます。音二郎が「嫁さん」と言ってるので
結婚したということらしいです。
船の上では、ついてきてくれて嬉しいとか惚気ながらのキスで終了。

音二郎と現代帰還エンドは、祭りの中、音二郎が自分の家に帰ると
手を繋いで歩き出し、そのまま現代へ。

明日、音二郎が明治座で舞台「夜叉ヶ池」をやることに。
最前列で芽衣は観る予定で、恥ずかしいと言うと、
こんなに近くにいるのにと抱きしめられます。
明日の舞台が終わったら真っ先に芽衣のところに駆けつけ
朝まで一緒だそうです~。迎えに行くまでにどうして欲しいか
考えとけと、キスされながら言われて終了。甘~い!(笑)

独りで帰還エンドは、携帯で全てを思い出し、
道で会った音二郎に別れを。
初めて会った日のことや記憶が戻ったことを嬉しく思ってくれたり。
でも、また連れ帰れないのか、と切なげな表情も。
泣いて謝ることしかできないのが歯がゆいなぁ。
現代に帰るって何で言わないんだろう。
言っちゃダメというルールはないから、言ってもいい気がするんだけど。
泣く芽衣を抱きしめて、また戻ってくると約束するまで離さない、と。

現代に戻り、音二郎と鏡花を思い出す芽衣。
一方、座敷で2人はちょっと落ち込んでる様子。
気持ちを払拭するために「とらとら」で遊び始め、
罰で酒を飲みすぎた音二郎が吐きそうなところで終了。

鳥海さんの男女2役はおいしかった~!
どの声優さんでも、2つの顔を持つキャラに惹かれるなぁ♪
音二郎が戯曲のキャラの物の怪にとり憑かれそうになるという流れが
魂依としての芽衣の能力を生かせてて良かったです。
ただ、そのあたりの絡みが短かったのが残念かも。