アニメ「薄桜鬼 黎明録」を視聴した感想です♪
※2012年10月の視聴感想です。

ストーリー
文久三年二月──。
浪人に襲われて行き倒れていた井吹龍之介は、
壬生浪士組として上洛の途中であった芹沢鴨に拾われる。
武士を目指し、志を同じくする者が集う浪士組。
近藤とともに名を上げるべく尽力する土方歳三と、
組のために動きながらも傍若無人な振る舞いをみせる芹沢鴨…。
「武士」という在り方を軸に対立する二人を見ながら、
「武士」を嫌う龍之介もまた自らの生き方に疑問を抱き始める。
後に「新選組」と呼ばれることとなる男たちの“覚悟”の物語──。

キャスト
井吹龍之介:関智一
土方歳三:三木眞一郎
沖田総司:森久保祥太郎
斎藤一:鳥海浩輔
藤堂平助:吉野裕行
原田左之助:遊佐浩二
芹沢鴨:中田譲治
近藤勇:大川透
山南敬助:飛田展男
永倉新八:坪井智浩
井上源三郎:小林範雄
新見錦:田村健亮
平間重助:上田燿司
井吹の母:藍川千尋
勇坊:ふじたれいこ
殿内義雄:村上和也
沖田総司(少年)・お鹿:飯田奈保美
兄弟子・番頭:岡本光右
雪村綱道:斎藤龍吾
山崎烝:鈴木貴征
島田魁:大羽武士
小鈴:西野陽子
お梅:篠宮沙弥
家里:幸地真作
佐々木愛次郎:野宮一範
佐伯:綱川博之
あぐり:高橋あみか
小寅:樋口あかり
風間千景:津田健次郎
雪村千鶴:桑島法子

話数とサブタイトル
第一話 天武の暁
第二話 導かれし運命(さだめ)
第三話 群狼の掟
第四話 血塗られし刃
第五話 蒼穹のきざはし
第六話 闇よりの咆哮
第七話 草颯の誓い
第八話 修羅の枷鎖
第九話 放たれる剣閃
第十話 紅蓮の烽火
第十一話 百花月夜
第十二話 大いなる黎明

音楽
オープニングテーマ「黎鳴 -reimei-」 歌:黒崎真音
エンディングテーマ「花のあとさき」 歌:mao

ストーリーの原作は、PSP「薄桜鬼 黎明録 ポータブル」です。
キャラのルートにによって、ストーリーが違うので、各ルートから少しずつ
取っていますが、おおまなかところは芹沢ルートという感じですね。

時代は、新選組の前である壬生浪士組の頃から、新選組になった
ところまで

主人公は井吹龍之介という架空の少年で、京に向かう途中の芹沢鴨に
偶然、命を助けられるところから始まります。
芹沢としては、面白い玩具を拾ったくらいだったのかもしれませんし、
ラストを見ると、死にかけた少年を自分の代わりに生きさせようとしたのかも。
乱暴な芹沢が、ラストでは上手いこといい人になってますね。
理想的には、新選組のために名を上げてやった芹沢、という印象の方が
カッコいいとは思いますが、やっぱり、史実はそうじゃないんだろうなぁ、と
思っています。(まあ、それを言っちゃうと、近藤勇なんかも違うよな、と
なってしまいますが。笑)

新選組の初期メンバーとなるキャラたちがまだ青臭く、土方はまだ
鬼じゃないし、総司も近藤のために役に立ちたいともがいています。
龍之介だけではなく、彼らの成長記でもあるようなお話です。
しかし、アニメ版では、龍之介の成長はあまりみられなかったかな。
新選組を出る頃には、どういう風に生きていきたい、というある程度の
目標があって欲しかったです。
(一応、「生きる」という目標はできたようですが)
小鈴との淡い恋愛も中途半端でしたね。
しかも、足抜けなんてできるはずがない小鈴が、故郷に帰るシーンが…。
それなら、小鈴と一緒に逃げる設定で良かったような気がしますね。

「変若水(おちみず)」や「羅刹」もこの頃から絡んでします。
雪村千鶴の父親・綱道が京へやってきて、幕府の命令で新選組に研究を
させています。

前回も記載しましたが、改めて、キャラの年齢設定の比較を。
実在人物たちの年齢設定がそのままだとして満年齢で計算。
(この時代の人は数え年ですが、分かりやすく現代に合わせて満年齢で記載)
井上源三郎は34歳、山南敬助は31歳、近藤勇は29歳、土方歳三は28歳、
永倉新八は24歳、原田左之助は23歳、沖田総司は21歳、
斎藤一と藤堂平助は19歳。
芹沢鴨は31歳、新見錦は27歳、平山五郎は34歳、平間重助は39歳。
後から登場するお梅は、正確には分かりませんが、証言によると
22~23歳くらいだとか。
※井吹龍之介・小鈴は架空の人物。